『まほろ駅前多田便利軒』

しばらく前に友達のモンちゃんがブログで紹介していた小説で、
どういう内容か知らないにもかかわらず、
衝動買いして一気に読んでしまった本です。
読書嫌いのボクが、スポーツ関係以外の書物で、
ここまで読みたいと感じるのは珍しいです。

興味を持った理由は簡単。
どうもこの小説の舞台は我が故郷『町田』らしい…と耳にしたからです。
そりゃ、自分の地元が本の題材になっていると聞けば、読んでみたくなるもの。
テレビで知っているところが映るとちょっぴりうれしい…みたいな感覚です。



ただ、三浦しをんさんが書いたこの小説は、
今年の上半期の直木賞を受賞しました。
そのため、どこの本屋を覘いてみても売り切れなんですよ。
ショップのランキングの上位に入っているのに、
売り切れで置いてないみたいな…。

ボクは仕事帰りに渋谷中の本屋を探して回りましたが、
どこの本屋でも見つけることができず、店員さんに聞いてみても、
『その本は今人気があって、しばらく先まで入ってこないんですよ』と…。

そうなると余計に読みたくなるのが人間の心理。
もうヤケクソになって、新宿まで遠回りして
ようやく紀伊国屋書店でこっそり置いてあった最後の1冊をゲットしました。
そして、睡眠時間を削りつつ、一週間くらいで読み切りました。

読んでみての感想…。
まだ読んでいなくて楽しみにしている人もいると思うので、
内容には触れませんが、一つだけ。
この小説の舞台である『まほろ市』というのは、
間違いなく『西の新宿こと町田市』です。
もちろん、フィクションですから
そのままの地名で書かれるコトはないんですが、
いろんな描写で書かれている街の特長が、
土地勘のあるボクにはとてもvividに感じられて興味深かったです。
『これはあそこのコトだな…』とか『ここはあの店だな…』みたいな。
普通の小説を読む時よりも情景をイメージしやすくて、
不思議な親近感を抱きました…(笑)

まあ、ボク自身『まほろ生まれ』で『まほろ育ち』で
何より主人公と同じ『まほろ高校の出身』ですから、
親近感を感じるのは当然かもしれませんね…。
そして、自分の地元には当然思い入れもあるので、
こうやって扱われるのはやっぱり嬉しいものです。

もし興味があったら、皆さんも読んでみて下さい。
とても読みやすくて面白い小説です。
ただ、最後に一つだけ。
実際の町田は、
小説ほど突飛な事件ばかり起こる危険な街ではありませんので悪しからず。
出身者として言わせてもらいます…(笑)
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  by pippo_senzaki | 2006-07-29 16:29 | 読書

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